現場には左官屋さんが作業しています。
これは外壁の左官下地塗りです。
たくさんの職人が入って、一日で仕上げてしまいます。
左官の仕事は、始めたら一つの壁面を塗り終えるまで止めるわけにはいきません。
仕上がり具合に差が出てきてしまいますので。
「手早く」かつ「丁寧に」ですね。
また、こういった左官壁といえばクラックの防止が重要です。
ラス網(金網)を張って食い付きを良くしたり、ファイバーのメッシュを塗り込んで(伏せ込むといいます)外壁の歪みに対して追従するようにします。
伏せ込むと、このように網目模様になります。
昔の土壁でいえば「すさ」に相当するもので、ワラや麻などの繊維を混ぜ込んでいました。現在のメッシュはグラスファイバーのものが多いようです。
自然素材の家 いちかわつくみ建築設計室